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樹脂系すべり止め舗装 rpn 1m2の施工単価編集

「お許しって……」 「きまってるじゃないの。三戸田さんから連絡があったのよ。もうあなたはいつ東京へ帰っても大丈夫なの」 「まあ……」  瑤子は躍《おど》りあがらんばかりだった。 「有難う。本当に有難う」 「嫌《いや》ねえ、あたしに礼なんか言ったってはじまらないわ」 「でもうれしいの。ねえ、このまま私を乗せて帰ってくださらない……」 「いいわよ。ひょっとしたらそうなるかも知れないと思って来たんですものね」 「じゃあそうお願いする」  瑤子は部屋へとって返し、いそいそと荷物をまとめはじめた。 「でもねえ、瑤子さん」  あとを追って来た伸子が、それを手伝いながら静かな声で言った。 「なあに……」 「少しあなたらしくないんじゃないかしら?」 「どうして……」 「貞造さんたちの顔を見なかったの」  瑤子はハッとして荷造りの手をとめた。体中の熱がすうっと冷めて行くようだった。 「ごめんなさい。どうかしてたわ」
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