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2015-02-04 23:16    クロエ ポシェット
「人が他人に殺意を抱《いだ》くのに、理由なんてないわ。あなた、自分が昨日《きのう》殺されそうになったことを忘れたの?」  ぐっと恭介は返答に詰《つ》まった。たしかに恭介が撃たれたのは、たまたまその場を通りかかったというだけの理由だ。雅人《まさと》だって同じように巻き込まれただけかもしれない。あるいは、犯人の気まぐれで殺されたのかもしれない。  香澄《かすみ》は感情をたたえぬ瞳《ひとみ》で、恭介《きようすけ》をじっと見つめる。 「……彼が殺された理由を調べて犯人を見つけ出す——それが、あたしたちの仕事よ。どう?協力する気になった?」 「……少し……考えさせてくれないか?」  香澄は表情を変えず、瞳の動きだけで恭介にうなずいた。恭介の返事が、遠回しな肯定《こうてい》であることに気づいているのだろう。  恭介自身、雅人が死んでからずっと胸の中にあったもやもやが、急速に形をとっていくのを感じていた。怒りという、はっきりとした形に変わっていく。 「昨夜、あんたが戦っていたのが……その犯人なのか?」  恭介の間いかけに、香澄は小さく首を振《ふ》った。 「わからない。ここ数日、あたしは聞き込みをして回ってたの。河村《かわむら》雅人《まさと》や、星和大《せいわだい》付属高校の女子たちが殺される現場を見た人がいないかどうか」 「それを向こうに気づかれたのか」 「ええ、最初から相手をおびき出すつもりだったんだけどね。いわゆる囮《おとり》捜査《そうさ》ってやつ……でもまさか、離れた場所から狙撃《そげき》できるようなレベリオンがいるとは思わなかった。おかげで死にかけたわ。それに、相手の顔も見れなかった……」  香澄の言葉に、ようやく感情らしい感情がこもった。自分自身を責めているような口調だ。  彼女の周囲の張りつめた空気に耐えかねて、恭介は深いため息をついた。 「そっか。相手が拳銃《けんじゆう》を持っていたとしても、あんたが普通の人間に後れをとるとは思えないものな……そういえば、昨日《きのう》の怪我《けが》は大丈夫《だいじようぶ》なのか?」 「ええ。それは大丈夫。もう跡形《あとかた》も残ってないわよ」  香澄は脚《あし》をテーブルの横に出して、制服のスカートを少し持ち上げた。昨夜負傷していた部分を、恭介に見せようとしたのだ。  すらりと引き締《し》まった太股《ふともも》を目の前に出されて、恭介は思わず身を乗り出す。